乳がんと、その後の日々のこと。
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チム太の大脱走 その1
2016年03月06日 (日) | 編集 |
未だかつてないナイトメアのお話。長文です。
・・・

我が家のチム太(トンキニーズ・雄・5歳)を30時間近く脱走させてしまったのである。
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夫が先週の金土、2日間の出張に出た。アメリカに来てからというもの仕事の帰りは早く、育児をしっかり分担してもらえている。有難いことなのだが、それ故に、いざ不在となった時の私は相当にてんやわんやとなる。

土曜は長男のデイケアがお休み。リズムが合うはずもない2歳と0歳の、どちらか、または同時の泣き声を常に聞きながら時間が過ぎる。なんとか外遊びをさせて夕方4時すぎ、車の中で寝落ちした長男を起こさぬよう、そっと抱きかかえて玄関を開ける。後ろ足に戸を蹴って、ベッドへ直行。次男も落ち着いていて、ホッと一息。しかしここからの1時間ちょっとも、夕飯の準備などでゆっくりはしていられない。

じき長男が起きてくれば、夕飯〜お風呂〜寝かしつけまで一気に突っ走るのだ!

…今日は少し部屋の中が寒い気がするけど、気のせいかな?

寝かしつけに手こずり、夜の9時半頃、急いでリビングに戻る。お腹を空かせた次男が結構な長い時間大泣きしているのが聞こえていた。早くミルクをあげて、今度は次男の寝かしつけだ!

…うーん寒すぎる。明らかに風が吹き込んできている。胸がザワザワする。

案の定、玄関の扉が10cmほど開いていた。夕方、後ろ足で蹴ったきりだった扉。不覚。急いで鍵をかける。振り向くと、ロシアンブルーのマイケルが鎮座している。
「マイケルいるね!チム太はどこ行った?!?!」
答えてくれるはずもない。大泣きの次男を抱っこして家中を探す。いない。

玄関の外に出てみる。植え込みや車の下…いない。血の気が引いて眩暈となる。

ほぼ半狂乱の自分を必死に制して、抱っこ紐を装着しダウンを着て再度外にでる。次男が「え、なにごと?ミルクは?」というような怪訝な表情で見つめてくる。「ごめんよ。チム太を探さないと。チム〜チム〜〜」小走りに半径30m範囲くらいを回ったと思うが見つけられない。犬の散歩に出ている人とすれ違う。彼らにとって、赤子を抱えて半泣きでChimuta〜と意味不明な単語を呟きながら人の家の車やら玄関先を覗くアジア人は、不審者以外の何者でもなかろう。

一旦、家に戻り、次男にミルクをやってベッドに放り込む。

そしてまた外にでる。今度は懐中電灯を持って。でも気配すら感じられない。

0時過ぎに夫が帰宅。捜索してもらうが成果はなし。

ネットで「猫・脱走」などと検索して対策を考える。匂いがわかるように、猫トイレの砂とエサを周辺に撒いた。また、いつでも戻れるようにガレージを半分開けておき、いつも使っているトイレとベッドを設置。朝、そこでちゃっかり寝ててくれればいいな…

そこまでしたところで夜中の2時近かった。私は気分が悪くなってしまい、夫に今回の失態を詫びて、失意のまま横になった。こんな時に睡眠を取ろうとしている自分に腹がたったが、それ以上頭を上げていることはできなかった。

そして朝が来た。
ひどい胸焼けと頭痛で目が覚めるような、なんとも気持ちの悪い日曜の朝が。チム太のいない朝。夢ではなかった。

正直、チム太は手のかかる子である。
粗相をする。犬の如き人懐っこさで膝に飛び乗り、耳たぶをチュウチュウ吸ってくる、それはカワイイを通り越してもはやシツコイ。マイケルに比べて抜け毛も非常に多い。朝方ものすごいダミ声で鳴いたりする。誤食癖があり、靴下は何足食べられたことか。
…でもそれは全て当たり前の、私の日常風景だったのに。有難くて、幸せな毎日。こんなに大事な子だったんだ。チム太のダミ声が脳内リフレインする。

もし、チム太を見つけられなかったら…
見つけられたとしても、事故などに遭ってしまった亡骸だったりしたら…
どん底の妄想が止まらなかった。

私の人生は、チム太前/チム太後で大きく変わるのだ。
愛猫を守れなかった。この先、心から笑える日が来ることはない。笑えたとしてもそれは仮面。心はずっとずっと泣いたままだ。そんな母に育てられる息子たちも不幸なことよ…
周りには「ちいがチム太を脱走させた」と後ろ指をさされる。またはやたらに哀れまれる。そう私は一生、十字架を背負って生きて行く。
アメリカ生活も苦い思い出となってしまう。数年後、機上で、もう2度とチム太に会えないと、再び罪の重さを思い知るのだ。

ごめんよ、チム太。本当にごめん。

・・・
ここまで読んでくださった皆さん、心の声、聞こえてますよ。
「ちいさんて、アホなの?それとも、バカなの?」

そうですよね。そう思います。でも心底、大真面目に、絶望の淵に立たされていました。

その2に続きます。
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コメント
この記事へのコメント
Re: MAKIKO
よく考えると、マイケルまで脱走してなくてよかったなぁと…1匹で心折れまくってたのに、2匹だったら色んな意味で厳しすぎたかも!やはりあの子は賢いわ。最近またチムのスプレー行為が始まってしまい発狂しそうになるけど、「いないよりスプレーはマシ。むしろスプレーされたい!」って、もうなんだか訳わからない思考で乗り切ってます笑
マロンとベビは相性どうかな?
意外といい距離感で過ごしてくれるよね。小さい頃から動物に触れるのは、いいことだ!
2016/03/21(月) 16:10:46 | URL | ちい #-[ 編集]
ちい〜
ごめん、ブログ書いているということは見つかったんだろうと思いながら読んだから、大笑いしてしまった!後ろ指って!笑

でもちゃんと見つかってよかった!!!

愛猫の脱走、血の気が引くよね〜。我が家のマロンも一度脱走したことあって、幸い脱走は4時間くらい、気付いてからは30分くらいで見つかったからよかったけど、それが30時間も続くなんて心休まらないわ。。。
とにかく見つかってよかったね。キッズ&ベビのお世話は大変だろうけど、これからは戸締まりはしっかりネ。
2016/03/17(木) 18:49:01 | URL | MAKIKO #-[ 編集]
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