乳がんと、その後の日々のこと。
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産後ブルーの日々①
2014年04月02日 (水) | 編集 |
長くて暗い記事を2回に渡ってお送りします~
そんなこともあったな、という記録です

……

今はだいぶ落ち着いたが、
産後1ヶ月を過ぎるあたりまで心身共に自分史上どん底に近い状態だったように思う。

まずは身体のこと。
前の記事にも書いたように、微弱陣痛タイプだった私は丸2日間ろくに眠らずに唸り続けた。
ときに貴重な毛髪を毟り取らんばかりの勢いで引っ張って、痛みを逃した。
(後に夫が「あれは怖かった…」と漏らしていた)
なかなかお産が進まないため促進剤を少量から始めたが効きが悪く
最終的にはかなり量を増やし、更に助産師さんに上からお腹を押してもらって
ようやく3525gのビッグな我が子と対面できた。

そんな、いまだかつてない疲れの中にいるはずなのに、直後は躁状態だった。
目がランランと冴え渡り、産後2日目には一睡もせずに朝を迎えることとなった。
(ちなみにこの日の深夜がソチの男子フィギュアの日だったがそれを見ていたわけではない。)

次の夜からは睡眠導入剤を処方してもらい、ようやく3,4時間眠れるといった有様。

そこまでして眠れたのにも関わらず…自律神経が狂っていたんだろう。
真冬だというのに滝のような寝汗をかいて、目が覚めるとガタガタ震えた。

この酷い寝汗は、退院してからもしばらく続いた。
疲れを癒すための睡眠で余計に体力を消耗しているように思えた。

そしてメンタルのこと。
もともとホルモンバランスが崩れて産後ブルー・産後鬱に多くの人が陥る事は知っていた。
不安になる、自信がない、わけもなく涙が出るといった典型的症状が自分にも現れて
当初はある程度客観視もできていたのだが、ここに「母乳問題」が追い討ちをかけた。

私は、ほとんど母乳が出なかった。

妊娠中は、母乳なんて産めば出るんでしょ、友達もみんなおっぱいあげてたしな、
ま、出なくても片チチだし仕方ないかもね、なんなら乾杯か!?なんて…

要は、あまり深いことを考えていなかったし、当然勉強もしていなかった。

病院は完全母子別室制、ママ休んでね、という感じで、おっぱい指導も緩めだった。
むしろ自分から積極的に情報を捕りに行かない限り、放っておかれる感じ。
3時間ごとにママが一斉に集まり、オムツ替えと授乳を行う。夜中の2回は助産師さんが代行。
おっぱい前後では赤ちゃんの体重を量って母乳量を測定・記録し、足りない分はミルクで補う。

同時期に入院してた周りのママ達は多かれ少なかれ、出ているようだった。
経産婦さんは涼しい顔で授乳をこなし、
初産ママでも、張っちゃって痛い、母乳溢れているのに赤ちゃんが上手に飲めない、など
私から見れば1段上のレベルの悩みを訴えているようだった。

私は片チチではあるものの、陥没や扁平といった乳首の形状的な問題がある訳でもないし
うちの子も結構上手に吸い付く事はできている感じだった。
条件は悪くないはず。
なのに授乳後は、カラパイ吸わされて体力消耗しちゃったのか2g減っていたりする。
切なかった。

先生には回診のたび「おっぱい張ってきた?」と聞かれた。
いつ張ってくるのか、いつ分泌が始まるのかと待っていたが一向にその気配すらない。

なんで私だけ出ない?そんなの想定外。
この先どうしたらいいの?ミルクなんて買ってない。
母乳が足りない人もそれ「さえ」あげれば後はミルクでも栄養的には遜色なし、と言われる
免疫がたっぷり含まれた黄色い初乳…出てこない。

日増しに焦りが増してきた。そして惨めだった。
退院前日、授乳室からベッドに戻り1人マッサージをしてみると何とか1滴搾り出せた。
でも既に白い。黄色くない。初乳はどこへ行った?それすらあげられていないんだと自分を責めた。
自分のせいで子供に何かあったらどうしよう、耐えられない。
(この思考そのものが産後ホルモンのいたずらなんだけどね、当時は大真面目だもんで…)

誰に言われたでもないのに勝手に追い詰められた様子を見て、先生や助産師さんには
「個人差あるから」「おっぱいだけが全てではない」「これからよ」などと慰められた。
でも、あまり耳に入ってこなかった。

状況は改善されぬまま退院の日を迎えてしまった。
晴れの日のはずの写真の中の私は、疲れと睡眠不足で顔が浮腫んでパンパンだ。

ろくな食料も持たぬまま荒野に息子と2人、放たれてしまったような心細さしかなかった。
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